三田市の中小企業事業支援・兵庫県中小企業奨学金返済支援制度事業を紹介
三田市は兵庫県の南西部に位置する田園都市で、主な産業は農業、酪農、畜産ですが、市内には北摂三田テクノパークや三田工業団地もあり、多数の企業が工場や事務所を構えています。
これら企業のなかでも中小企業を支援するために、三田市では「兵庫県中小企業奨学金返済支援制度事業」を実施。
今回は三田市の中小企業事業支援についてまとめています。
兵庫県中小企業奨学金返済支援制度事業とは？
兵庫県中小企業奨学金返済支援制度事業は、中小企業に若手新入社員を採用しやすくする施策です。
新卒大学生は一般的に、中小企業よりも大企業や有名企業への就職を希望しやすいもの。
そのため中小企業では若手社員や新入社員が採用しにくく、企業で欲しい人材が集まりにくいという問題がありました。
そこで実施されたのが兵庫県中小企業奨学金返済支援制度事業です。
大学進学などで奨学金を借りるケースも多くみられますが、その返済が困難になっている大学生も少なくありません。
そこで社員の奨学金返済を企業側が補助する制度があれば、学生側はかなり助かるはずです。
とくに近畿地方には奨学金で大学に進学した学生が多く、奨学金返済に頭を悩ませている可能性が高いエリア。
企業に就職して社会人になっても「奨学金の返済で苦しい」のが実情なのです。
そんな大学生を救い、中小企業に大学卒業した新卒社員をより集めるためにこの補助金制度が活用されています。
兵庫県中小企業奨学金返済支援制度事業の補助額など
では実際に、どのような企業がこの補助金制度を使うことができるのでしょうか？
・本社が兵庫県内にある中小企業、または京都府就労・奨学金返済一体型支援事業対象中小企業（京都府本社に限る）の県内事業所
・奨学金返済負担軽減制度を設けている会社
ではどのような社員がこの補助金制度の対象になるのでしょうか？
・中小企業の正社員であること
・日本学生支援機構の奨学金を受給しており、返済義務がある
・申請時点で当該企業に就職後5年以内である
・30歳未満の者 など
年齢が30歳を超えると補助金制度の対象にならず、就職後5年以上経過すると補助金がもらえない点には注意が必要です。
では実際にどれくらいの補助金がおりるのでしょうか？
たとえば、奨学金の年間返済額が12万円の場合、企業が社員に対して年間10万円の支援をおこなえば本人の負担額は年間2万円になりとても助かります。
10万円を負担した企業に対し、三田市の補助額4万円となり企業の負担金は6万円まで減額。
新卒社員にとっても採用した中小企業にとっても、兵庫県中小企業奨学金返済支援制度事業はかなり役立つ制度なのです。
まとめ
大学進学のために奨学金を借り、その返済で悩んでいる学生にとって奨学金返済を助けてくれる補助金制度はとても魅力的です。
兵庫県中小企業奨学金返済支援制度事業があれば、企業も学生側も大いに助かります。
三田市にはほかにも中小企業をおこなっていますので、三田市のHPをチェックするか市役所の地域創生部／産業戦略室／産業政策課までお問い合わせください。
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