兵庫県三田市の災害特性とは?三田市に被害を及ぼす地震の想定は?
兵庫県三田市では阪神・淡路大震災の教訓から、災害に対する事前の備えや迅速で的確な対策について計画をまとめています。
その計画の中から、三田市の災害特性や断層による地震の想定、被害予想などを中心にまとめました。
三田市内で地震が発生したら?火災や人的被害はどれくらい?
もともと山地や台地である地盤は比較的硬く、地震の被害を受けにくい特徴があります。
ところが沖積層、崖錐、扇状地、盛土など人工的に造成、または堆積物により形成された土地は軟弱地盤とされ、低地(武庫川低地)や北摂三田ニュータウン、つつじが丘、友が丘などの盛土部分が該当します。
もし大規模地震がくると軟弱地盤は強い地震動が生じ建物が崩壊、液状化で土地や建物が沈む可能性もあるのです。
三田市市街地の大部分は武庫川低地にあるため、大規模地震が発生すると建物損壊(全壊・半壊)や液状化が心配されています。
三田市内には活断層はありませんが、三田市に被害を与えそうな活断層は近隣市町村に存在し、とくに心配されているものは以下の3か所です。
1・有馬高槻断層帯 (マグニチュード7.7)…大規模活断層帯で三田市境まで約9kmと近くかなり危険
2・六甲・淡路島断層帯(マグニチュード7.9)…活動度の高い断層帯で三田市境まで10kmと近くこちらも要注意
3・山崎断層帯(マグニチュード7.3)…過去にいくつか地震が発生している大規模活断層帯、三田市境まで18km
もし山崎活断層で地震が起きた場合、全壊棟数約65,000棟、死者数約4,000名と見積もられており、死者の死因は建物の倒壊・火災や延焼・鉄道被害・道路被害による死傷者となっています。
防災や減災に取りくむために「地域コミュニティ強化/建物の耐震性強化/防災訓練実施」など具体的な対策が必要です。
三田市の瀬戸内海性気候は大雨リスクが高い!
三田市の気候は瀬戸内海式気候、温暖で比較的降水量が少ない傾向にあり年間降水量は約1,200mm。
ところがこの降水量は梅雨期と台風期に集中しており、冬場になると降水量が減り乾燥します。
つまり梅雨期と台風期に大量の雨が降ることになり、大雨による河川増水、土砂崩れ、ライフライン切断、床上・床下浸水などの被害が考えられるのです。
三田市内の土砂災害警戒区域は約387ヶ所で、とくに市の中部や北部ゾーンは要警戒区域。
土砂災害は土砂が家屋や倉庫などを押しつぶし人的被害が発生するケースはもちろん、土砂が道路をふさぎ特定地域が孤立するリスクをはらんでいます。
今後も三田市内の災害特性をよく見極め、適切な災害、減災対策が必要です。
まとめ
兵庫県三田市の災害特性や想定される震源域、被害予想、対策などについてまとめました。
三田市は市の重要な公共施設や商業施設、駅が武庫川低地に集中しており、災害が発生すると建物被害などで一時的に都市機能が止まるリスクがあります。
とくに都市部や土砂警戒区域にお住まいの方は「私だけは大丈夫」と思わず、普段から防災・減災の意識を高めておきたいですね。
私たち株式会社FReeY(フリー)では、三田市を中心に一戸建て情報を多数取り揃えております。
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