一戸建てが売れる期間はどれくらい?早期売却のポイントも解説
一戸建ての売却を検討しはじめたら、「どこからはじめたらいいの?」「どれくらい期間がかかる?」など、多くの疑問がわきますよね。
今回の記事では、そんな疑問をクリアにするポイントをご紹介。
一戸建てを売却するまでの流れ、平均的に必要な期間、さらに早期売却のポイントまでお伝えします。
一戸建ての売却の流れは、「売り出し前」「売り出し中」「売り出し後」に分けられます。
最初の期間となる「売り出し」では、主に不動産会社を決めて、売却の計画を立てます。
「売り出し中」の期間には、売却活動や内覧をおこない、「売り出し後」に売買契約から引き渡しをおこなう流れが一般的です。
この流れのなかから、とくにポイントとなるところを詳しく解説します。
<1:不動産会社と契約する>
「売り出し前」の段階で、仲介業者となる不動産会社と媒介契約をします。
一戸建ての売却は個人でも可能ですが、複雑な手続きや買い手とのトラブルを避けて、スムーズで有利な流れをかなえるためには、ノウハウをもつ不動産会社への依頼がおすすめです。
仲介業者へ依頼をするには、3つの契約方法があります。
「一般媒介契約」では数社との契約が可能で、自分で見つけた相手への売却もできますが、それぞれの仲介業者に活動報告の義務はありません。
そのため、一戸建ての売主がそれぞれの仲介業者に対して、積極的に働きかけて進めていかなければなりません。
一般媒介契約の契約期間に制限はありませんが、行政は3カ月を上限とするよう指導しています。
一方、「専属専任媒介契約」では1社との契約となり、自分でみつけた相手への売却はできませんが、毎週1回以上のまめな業務報告が受けられるので安心感も得られるでしょう。
「専任媒介契約」も1社との契約で、自分で見つけた相手への売却も可能なかわりに、業務報告は2週間に1回以上とペースが減ります。
「専属専任媒介契約」と「専任媒介契約」は、いずれも契約期間は3カ月が上限です。
<2:売却活動の準備>
不動産会社と媒介契約後は、売却活動に向けた準備をおこないます。
購入希望者から問い合わせにも対応できるよう、一戸建ての正確な情報も収集します。
たとえば、間取り、設備、風通しや日当たりなどの一戸建ての基本的な情報から、教育機関の有無、交通の便、近隣住人の情報など周辺環境についてもまとめます。
一戸建ての気に入っている点や、転居時に残しておくエアコンなど、アピールできる点も整理。
情報収集と整理によって、大事な内覧時に、効果的な説明ができます。
また、価格もこの時期に決め、必要であればホームインスペクションもおこないます。
<3:売却活動>
「売り出し中」の段階に入り、本格的な売却活動をはじめます。
状況によってチラシの配布やインターネット広告なども出しながら、内覧希望者へ対応します。
購入する買い手がみつかったら、この期間にローンの仮審査もおこなうなど、売買契約までには2カ月前後かかることが注意点です。
<4:売買契約>
ローン仮審査も終わると、「売り出し後」となり、いよいよ売買契約です。
引き渡し日も決めますが、この期間に最後の値引き交渉をされることもあるでしょう。
売買契約を締結する際、手付金も支払われます。
<5:引き渡し>
買主が一戸建てのローン本審査を申請するのは、売買契約の後です。
一般的には、審査結果が出たら、手付金の分を引いた残金の決済や引き渡しとなり、一戸建ての売却の流れが完了します。
<一戸建ての売却は平均的に時間がかかる!?>
一戸建てを売る理由には、家族構成の変化や居住エリアの変更の必要性、さらに“もっとよい理想の一戸建てに住み替えたい”など、さまざまなケースがあります。
なかには急ぐ場合もありますが、平均的な期間はどれくらいかかるかをご紹介します。
一般的に、マンションよりも一戸建ての方が売れるまでの期間が必要です。
マンションは、平均すると6カ月ほどの期間に対し、一戸建ては早ければ半年以内の場合もありますが、平均して11カ月ほどかかります。
一戸建てを売る一連の流れで、それぞれどれくらいの期間が必要かを見ていきましょう。
<売却期間の各ステップで平均的に必要な時間>
まず「売り出し前」は、1週間から4週間ほどが目安です。
自分で相場を調べるなどの時間も含め、不動産会社との媒介契約を結ぶまでの期間です。
契約後に計画や準備をする期間として、さらに1週間を見ておくとよいでしょう。
内覧や売却活動をおこなう「売り出し中」の期間は、平均して1カ月から3カ月が目安ですが、ケースバイケースなので成約まで1年以上を要する場合もあります。
もちろん、広告を出してすぐに買主があらわれ、即売却になることがあるので、その場合の期間は短くなります。
「売り出し後」の期間は、おもに売買契約、決済、引き渡しをおこないますが、平均的に1カ月から2カ月は必要です。
<ポイント1:「売り出しの条件」が適切>
売り出しの条件として、とくに「タイミング」が大切です。
市況による影響もありますが、一般的には春の新学期シーズンや、秋の異動の時期がねらい目です。
具体的には2月から3月、また9月から10月は流通が活発な傾向にあります。
子どもの進学とともに住み替えたり、仕事の転機にあわせて引っ越したり、一戸建てのニーズも増えます。
売り出し時期の調整が可能なら、売れやすいタイミングに合わせることが大切です。
<ポイント2:魅力的に見せる「売却活動の工夫」>
多くの内覧希望者や購買希望者を生み出すことが、早期売却のポイントです。
具体的には、売却活動中に出すインターネット広告やチラシなどで、「一戸建てを魅力的に見せる写真」が大きな役割を果たします。
たとえば、印象がよく鮮明に映った写真は、見た瞬間に「日当たりがよさそう!」「素敵な外観」「家族にあいそう」と直感的に感じさせる効果が期待できます。
もし、実際の日当たりがよくても、写真が薄暗ければ家の魅力は伝わりません。
写真は大きなポイントです。
さらに、写真の枚数を増やすことや、広告に載せるコメントにもこだわると、広告を見た人が検討しやすくなり、ひいては内覧希望者の増加にもつながります。
<ポイント3:購買意欲を高める「内覧の工夫」>
購買希望者に、実際に一戸建てを見てもらう「内覧」は、早期売却を実現するために重要です。
内覧のチャンスを最大限にいかすためにも、一戸建てをきれいに掃除して迎えましょう。
照明などで明るい印象を与え、競合物件に差をつける魅力的な空間に見せれば、「ここに住んでみたい!」と購買意欲が高まります。
また、内覧にきた人は、売主についてもチェックしています
片付いた部屋で「大切に住んできた家なのね」と思わせたり、にこやかな笑顔で「ここの売主さんは人柄もよさそう」と感じさせたり、好印象を意識することも大切です。
<ポイント4:売り出し価格などの再検討>
平均的な相場の価格で売り出すケースが多いですが、どうしても早期に売りたいときは、相場よりも低く価格設定する方法もあります。
また、不動産会社によって一戸建てを買い取ってもらう「買取」や、仲介業者が一定の売却活動期間を経たあと、買い取りをする「買取保証」が利用できる場合もあります。
どの方法が適切か、利用可能かなどを確認し、早く売るために値下げするときは、経費や手元に残るお金などもしっかり計算しなおしておくことも大切です。
とくにはじめて売る場合は、慣れない内覧での緊張や、効果的な見せ方がわかりにくいなどあるかもしれません。
そんなときに、親しみやすい接客や部屋の片づけなど、信頼できる不動産会社からの適切なアドバイスは頼りになるでしょう。
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