井戸のある庭を売却するには?お祓いの必要性や埋め戻しの方法を知ろう
家の庭に井戸がある場合、売却前に埋め戻しをおこなうのが一般的です。
しかし「ただ単に土などで埋めればいい」というわけでなく、お祓いや適した方法で埋め戻さなくてはなりません。
この記事では井戸の埋め戻し方法や費用について見ていくので、ぜひ参考にしてみてください。
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弊社へのお問い合わせはこちら庭に井戸がある場合はお祓いが必要
冒頭でもお話ししたとおり、庭に井戸がある場合は埋め戻すまえにお祓いが必要です。
昔から井戸には神様が宿っていると言い伝えられ、神聖な場所として扱われてきました。
そのため、すでに井戸としての機能がなくなっている場合でも、更地にする場合はお祓いを実施するのがおすすめです。
そもそも井戸ってなに?
井戸とは地下の深いところ(水が出る場所)まで掘り起こしたものです。
水道管から水を供給できるようになった今、井戸がある庭はめずらしいものとなっています。
水道管がまだなかったころ、地下の奥深くにある水脈から生活用水を汲んで食事や洗濯に使っていました。
水脈とは地球のエネルギーを何十年も吸収した水が流れている場所のことで、風水の気脈のような役割を持っています。
そのため庭の井戸は霊界につながる、黄泉の国につながる神聖な場所と言い伝えられてきたのです。
貴重な水
ダムがたくさん建設され、今の日本で水不足になることはめったにありません。
蛇口をひねればキレイでおいしい水が出てきますし、トイレやお風呂に使う水も好きなだけ使えます。
しかし昔は庭にある井戸から汲みあげる水が生活のたよりだったため、ほんの少しの水も貴重でした。
庭の井戸を埋める=生活できなくなるということなので、井戸の埋め戻しはほとんど実施されなかったのだそうです。
また今でも一部の地域では「神様が井戸を守ってくれているからキレイな水が汲める」と考えられています。
それほど水は貴重な存在で、生活するうえでなくてはならない大切なものでした。
お祓いをしない地域もある
更地にしたり売却したりする際は、罰当たりにならないようお祓いしたうえで埋め戻すのがおすすめです。
埋め戻しのお祓いは、神様に感謝しながら工事中に事故やトラブルが起きないためにするものですが、風習によってお祓いをせず埋め戻しする地域もあります。
そのため必ずしもお祓いが必要とは限りません。
法律で決まっているわけでもありませんし、お祓いをしなかったからといって事故が起きる科学的な根拠もないと言えます。
昔から代々伝わる風習を優先するのがベストなので、おじいちゃんやおばあちゃんに聞いてみるといいでしょう。
庭の井戸を埋め戻す方法
次に庭の井戸を埋め戻す方法を見ていきます。
庭にある井戸の埋め戻しは、一見すると誰にでもできそうですが、解体業者などに依頼するのがおすすめです。
どのような井戸が庭にあるのか、どのような方法で埋め戻しをおこなうのか、プロの目線で判断してもらいましょう。
井戸の埋め戻し方法は以下の手順でおこないます。
お祓いや魂抜き
工事に入るまえに、先述したお祓いを実施するのが一般的です。
魂抜きとも呼ばれ、これまで貴重な水を与えてくれた井戸に感謝の気持ちを伝えます。
実際におこなうかどうかは、土地柄や業者によるので、問い合わせ時や見積もり時に聞いておきましょう。
水の汲みあげと掃除
井戸のなかに残っている水を汲みあげるのが次の段階です。
なるべく残らないように汲みあげ、終わったら井戸内をキレイに掃除します。
残っているガスや湿気を外に出す
井戸のお祓いが終わったあと井戸のなかにある水やガス、湿気などを開放し、埋め戻しがスムーズにできるよううながします。
長いあいだ使用していないと、井戸がカラカラに乾いているように見えますが、水やガスなどが溜まっているケースが多々あります。
埋め戻しをスムーズにおこなうためには、水分がなくなるまで作業するのが一般的な方法です。
またこの作業はお祓いと少し異なります。
感謝の気持ちを込めるというより、実用的に実施する作業なので、業者がもくもくとおこなうものといえるでしょう。
埋め戻しをおこなう
掃除などが終わったらいよいよ埋め戻しをおこないます。
井戸に空いている穴をふさいでいくのですが、井戸のなかは土だけでなく粘土やシルトなど、さまざまな地層になっているのが特徴です。
周りの地層と同じ種類の土や砂を順番に入れていくのが理想ですが、現実的に難しいですよね。
そのため一般的には以下の方法で埋め戻しをおこないます。
●最初は砂利や砕いた石を投入する(水脈にある水がスムーズに流れるようにするため)
●土や粘土を投入する(雨水が入らないようにするため)
ポンプなどを撤去する
地面まで砂や土をある程度入れたら、今度はポンプや枠を撤去します。
ここまでくると井戸があった形跡がほとんどなくなるでしょう。
砂をかけてならす
最後に砂をかけて地面をならして完了です。
土管の撤去
井戸がある庭を売却する場合、撤去しないまま放置してしまうと、新しく家を建てたあとに陥没する恐れがあります。
ただし井戸のあった庭を更地のまましておくなら、無理に撤去する必要はないでしょう。
業者とよく打ち合わせ、撤去するのか否かを決めておいてください。
庭の井戸を埋め戻しする際の費用
では庭の井戸を埋め戻す際、どのくらいの費用がかかるのでしょうか?
埋め戻し自体の費用
一般的な目安の費用は、井戸1つあたり10万円前後です。
しかし井戸の深さ、庭や地中の状況などによって費用は異なるので、あくまでも目安の費用としておさえておきましょう。
また最近は庭に井戸があることを知らないまま、売却する方が増えています。
そのため「いざ更地にしようとしたら、思わぬところから井戸が見つかった」というケースもめずらしくありません。
途中で井戸が発見された場合、追加費用として一般的にプラス5万円前後の費用が発生します。
お祓いの費用
お祓いの費用は、2万円から3万円が目安です。
業者ではなく神主さんに依頼するのが一般的で、出張費用なども含まれます。
地元の神主さんに依頼するのか、遠くから来てもらうのかによって費用が異なるため、あらかじめ見積もりを取っておくのがおすすめです。
解体業者に依頼する際、お祓いしたい旨を伝えれば神主さんを手配してくれることもあります。
普段からお世話になっている神主さんがいるかもしれないので、おじいちゃんやおばあちゃん、両親に聞いてみるのも1つの方法です。
できれば複数社に見積もりを依頼する
庭にある井戸を埋め戻す場合、できれば複数社に見積もり依頼するのがおすすめです。
解体費用の内訳は、素人だとどうしても理解しにくい部分があり、適正な費用かどうかわからないまま作業が開始されることも。
納得いく費用で実施するためにも、1社だけでなく複数社に見積もりを依頼してください。
さらに現地をしっかり見たうえで費用を計算してもらうのもポイントです。
井戸の深さや大きさ、庭の状態などは現地調査をおこなわないと正しく把握できません。
そのため電話での見積もりではなく、現地に足を運んでもらったうえで正確な費用を算出してもらいましょう。
まとめ
この記事では井戸のある庭を売却する場合、どのような方法で実施するのか、お祓いの必要性や費用を含めお伝えしました。
ただ単に砂や土を入れて埋め戻すのではなく、業者に依頼し適した方法でおこなうのが得策です。
貴重な水を提供し続けてくれたことに感謝しながら慎重におこないましょう。
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