平屋は本当に売却しにくい?その理由と平屋の解体費用についてチェック
平屋とは一階建ての家を指す言葉で、昔の日本では一般的な住宅でしたが、今ではなかなか買い手がつかない家であるとも言われています。
二階建ての広い住宅よりも売却しにくい傾向にありますが、最近では少子高齢化の影響で需要は上がりつつあります。
今回は、平屋が売却しにくいと言われている理由と、実際の需要や解体の費用について詳しくご紹介いたします。
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平屋が売却しにくいと言われている原因は、二階建てと比べて居住スペースが狭く、部屋数が少ないことです。
平屋は一人暮らしや夫婦二人のみで住むのならば問題ない広さですが、子どもができたり二世帯住宅として住むならば、平屋では少々手狭に感じるかもしれません。
逆に大きいデメリットである狭さがなく、床面積が一般的な二階建てと同じくらいある平屋ならば、人気物件として買い手も見つかりやすいでしょう。
そのくらいメリットも多いのが平屋の特徴です。
狭さ以外のデメリットとは
平屋が売却しにくい理由の一つとして、外からの影響が強く表れる点が挙げられます。
周囲が二階建て以上の建物ばかりだと室内に日が差し込まず圧迫感もあり、二階がない分窓が多いため外からの視線も入りやすいのです。
視線はカーテンや塀などのエクステリアで対策できますが、光の差し込み具合はなかなか調整できません。
新築の場合はプロが設計するためある程度解決できるものの、平屋は意外に建築費が高額であり、リフォーム前提で中古物件を購入する方も多いです。
平屋と二階建ては災害時どう異なるか
家を購入したい人は、その家がどのくらい災害に強くて安全であるかも選ぶ要素になります。
平屋は二階建てに比べると地震に強いのですが、水害には弱いことが特徴です。
万が一浸水しても二階建てなら人や物を避難できますが、平屋で床上浸水すると生活スペースがほぼすべて水浸しになってしまうでしょう。
また、平屋が地震に強いといっても、建物が古く耐震基準が昔のままであり補強工事をしていないならば、大地震の際に倒壊する可能性もあります。
古めの建物であれば売却前に簡易的なリフォームを済ませたり、インスペクション(建物状況調査)で家の状態を一度確認し表示するのも売れやすくするポイントです。
平屋の需要やメリットについて
今までは売却しにくいと言われてきた平屋ですが、現在は子どものいるファミリーや定年後の夫婦など幅広い層から人気があり、需要は高いと言えるでしょう。
なぜ平屋の人気が年々高まっているのか、それは一階建ての平屋だからこそ実現できるメリットが多いためです。
一体どの部分が二階建てよりも優れているのか、メリットを見ながら平屋の需要を確認していきましょう。
メリット①バリアフリーな家である
平屋は階段を使った上下移動がないため、足腰が弱くつまずきやすい方でも安心して暮らせます。
二階建ての家は部屋数も多く室内に光が届きやすいためファミリー層に人気ですが、子どもが独り立ちして夫婦二人の生活になったときは一階で過ごす時間が増える傾向にあります。
現在は二階建ての家を平屋に減築するリフォームも人気で、階段や段差のない家は長く住みやすいと言えるでしょう。
寝室が一階にあればトイレなどの移動もスムーズかつ安全であり、平屋は老後の生活と非常に相性が良いのです。
また平屋は、車いすでの生活を想定したリフォームもしやすく、老後も不自由なく生活できる家がほしい方から人気が高い物件です。
メリット②家事が楽になる
こちらも階段がないことによるメリットですが、平屋は洗濯物を干したり掃除機をかけるなど、家事による部屋移動がスムーズであることが挙げられます。
たとえば、一階で洗濯機を動かし干すのは二階のバルコニー、そして取り込んでたたむのは一階のタンスとなると、移動を考えるだけで家事が嫌になると思います。
平屋の場合は階段がないだけで家事動線が短くなるため、効率よく家事や支度を進められるでしょう。
メリット③子どもの様子がわかりやすい
平屋は比較的視界が開けており、家事中でも子どもの様子が見られたり異変に早く気づけることもメリットの一つです。
階段がないことで子どもの大怪我を防ぎ、しっかり目の届く位置で見守れるため、平屋は意外にファミリー層にもおすすめの物件なのです。
また、平屋ならばワンフロアでの生活となり家族が顔を合わせる機会も多く、子どもが帰ってきてもすぐに気づけるなど、家族とのコミュニケーションも積極的に取れるでしょう。
平屋を解体する場合の費用
あまりにも建物が古すぎたり、できるだけ早く土地や建物を手放したい場合には、いっそ解体して土地のみを売るのも一つの方法です。
平屋は二階建てよりも屋根面積や基礎部分が広い傾向にあるため、解体費用が少々高くなる傾向にあります。
費用は家の作りにより変動し、木造だと安くても1坪およそ20,000円から、鉄筋コンクリート造の家なら1坪40,000円以上かかることも。
地域や場所で解体費用が異なる例
坪単価で概算が出ても、地域や場所によっては追加で料金が発生したり、予定の倍額以上かかることもあります。
地域で言うと、北海道や沖縄などは坪単価が安い傾向にありますが、人口が密集している東京・大阪など都市部は同じような物件でも1.5倍ほど高くなることも珍しくありません。
この価格は解体業者によって大きく異なりますが、より高額になる可能性があるのは敷地や道路が狭くて大型トラックや重機などが入れない場合です。
大型トラックによる宅配などは、別の場所に車を停めて運転手が家まで運び届けます。
しかし建物解体で人しか現場に派遣できないとなると、すべて手作業になり時間と手間がかかるため費用が倍以上かかることもあります。
建物や土地によって別途費用がかかる例
もし解体する平屋に健康被害を及ぼすアスベストが検出された場合は、専門業者による強制除去が必要になり別途費用がかかります。
アスベストは年々規制が高まり2006年に全面禁止となりましたが、1995年以前の建物には多く使われていたため、古い建物ほど危険性が高まります。
また、地中に井戸や異物が埋まっている場合も次の土地購入者のために除去することになるため、追加の費用がかかってしまいます。
特に以前畑だった地にはビニールや廃材が残っていることが多く、人の少ない郊外の土地でも予想以上に費用がかさむこともあり注意が必要です。
解体費用を少しでも減額する方法
平屋は小さな木造建築でも多額の解体費用がかかります。
少しでも費用を減額するには、自治体の助成金を利用しましょう。
自治体は、売れない平屋を空き家として放置してほしくないために助成金を出して解体を促進しています。
町のホームページには助成金制度について詳しく記載されており、助成金対象となる工事がすぐにわかるため、利用できるものはできるだけ活用し減額しましょう。
その他には、解体業者の繁忙期を避けたり(冬~春にかけてが繁忙期)、あらかじめ不用品は自分たちで処分しておくなどが解体費用を減らすポイントです。
まとめ
平屋は一定の層に人気があるため、どの時代でもまったく売れないということはありません。
しかし二階建て物件よりも需要は低い傾向にあり、売却するには特徴や良いところを積極的にアピールしたり、リフォームや解体を視野に入れる必要もあるでしょう。
買い手は見つかりにくいですが、将来売却予定があるならば今のうちにメンテナンスして、傷やひび割れのチェックなどを済ませておくことをおすすめします。
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