不動産売却における値引き交渉対策!納得した取引をおこなうには?
不動産をできるだけ高く売りたいのは売主の当然の心理ですが、買主はその真逆にできるだけ安く買いたいと思っているため、必ず起こるのが値引き交渉です。
交渉ごとに自信がない方でも安心して不動産売却ができるよう、交渉連絡が入ることを考慮した心構え、売出価格の設定から事前にできる対策などを解説します。
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不動産を売却しようとした際に、購入希望者から価格を下げてほしいと交渉されたらどうするべきか、冷静に対応するために知っておくと良い心構えを解説します。
値引き交渉はよくある!慌てなくて大丈夫!
自分が購入する側だとしたら、できるだけ購入費用は安いほうが嬉しいとわかっているけれど、いざ相手から値引き交渉されると慌ててしまうでしょう。
しかし、不動産売却では値引き交渉がおこなわれるのはよくあることなので、物件の価値が低く見られてしまったと過剰に不安にならなくても大丈夫です。
好条件の物件を安く取得したいと願うのは誰しも同じで、交渉の初期段階では相手の様子を探る意味合いが強く、相手も初めから希望した価格で購入できるとは考えていないでしょう。
また、よく値引き交渉されやすい物件の特徴は、売り出しを始めてから長期間そのままになっていたり、立地や建物に問題を抱えていたりする物件です。
不動産売却は3〜4か月ほどで完了することがほとんどなため、それ以上の月日が経過していると購入希望者も交渉しやすいと考えます。
値引き額の相場は低くても80〜90万円程度?
値引きと言っても、もとが何千万もする不動産なので交渉する金額も1〜2万円とはならず、80〜90万円ほどの金額が相場と言われています。
相場の金額がどうして80〜90万円なのかというと、端数を切り捨てたきりの良い金額でと望まれることが多いからです。
また、交渉の1つとして、最初に大きな金額での値引きを希望し徐々に金額を下げていく交渉術もあるため、最初に非常識な金額を言われるケースもゼロではありません。
ほとんどの場合で、仲介する不動産会社が物件や市場に対して常識的な金額に調整して、売主に提示されます。
時期・市場・自分の状況から総合的に判断
不動産売却の際に、購入希望者から値引き交渉を求められたらどうするのか、交渉に応じるか否かの最終的な判断は売主がおこないます。
判断の軸となるのは売主である自分が良いかどうかで、自分にとって提示された金額で売却しても良ければ、そのまま売買契約に進めても良いでしょう。
それを判断するためには、近隣の市場価格とかけ離れていないかどうか、適正な値引きの範囲かどうかをプロである不動産会社の見解を参考にしながら考えます。
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不動産売却時の価格設定は値引き交渉ありきで考えよう
中古物件の売却では値引き交渉が当たり前であることから、売出価格よりも下がることを想定した価格設定が重要となります。
価格設定時にはあらかじめ上乗せすると良い
値引き額の相場は80〜90万円程度ですが、相場程度には値下げをする可能性があるとして金額を上乗せしておくと、2つのメリットが得られます。
たとえば、希望の売却価格が1,500万円だとすると、値引きを想定して相場の金額を上乗せした価格設定をおこなうと1,590万円です。
購入希望者から値引き交渉があっても、あらかじめ上乗せしておいた金額が差し引かれるだけですので、損をすることはありません。
それどころか、購入希望者にとっては売出価格よりも90万円も安い1,500万円という金額で希望した物件を購入できるように感じられるのです。
自分自身で近隣相場を確認して参考にすると良い
所有する不動産の価値や、どれだけの利益を出したいかなども価格設定の際には考慮すべきポイントではありますが、市場からかけ離れた金額では買い手は見つかりにくくなります。
売出価格を決める際には、仲介を依頼した不動産会社からのアドバイスを聞くのは大切ですが、自分の目で近隣相場を確かめると、より納得した取引がおこなえるでしょう。
信頼する不動産会社にすべてを任せるのも1つの方法ですが、自分で納得した取引をおこないたい場合には、自分の目で確認するのも大切です。
いつまでに売却したい?希望の売却時期を考慮する
不動産売却において売出価格は、売却活動の時期を決める重要なポイントであるため、所有物件の魅力だけを盛り込んだ価格設定ではいけません。
不動産売却で現金をできるだけ早く取得したいという希望がある場合には、相場よりも価格を低くするだけで購入希望者の目に留まりやすくできます。
やはり高額な取引ともなる不動産の売買では、価格が低いものから目に留まりやすいため、価格設定が平均以上となると短期間での売却は困難です。
売却時期よりも納得した価格で売りたい場合には、じっくり腰を据えた売却活動をおこなっていくのが良いでしょう。
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不動産売却では値引き交渉への対策を事前に考えるのが良い
どれだけ魅力的な物件であっても、不動産売却では値引き交渉は当たり前におこなわれているため、事前にどう対応するか対策を練っておくと売却活動をスムーズに進められます。
売り出し直後の値引き交渉にどう対応したら良い?
チラシなどの紙媒体の広告や、インターネットの不動産サイトに物件情報を掲載すると、約1か月で内見希望や問い合わせが現れます。
とりあえず物件がどんなものか見てみたいというケースがほとんどですが、なかには最初から値引き交渉をする強気な購入希望者もいるでしょう。
売り出し直後から安易に値引き交渉に応じてしまうと、言えば値下げしてもらえると勘違いされてしまいやすいため、交渉連絡だけが増えていってしまう可能性が考えられます。
自分が想定した売却価格を下回らなければ、交渉に応じても問題はないと言えますが、売り出し直後はほかの購入希望者の様子を見ながら、焦らずに対応していくと良いでしょう。
その交渉連絡が適正かどうか判断が難しい場合には、自分1人で決断するのではなく、仲介する不動産会社に相談して進めることをおすすめします。
想定以上の高額な値引き交渉をされたらどうする?
もし、想定していた以上の高額な値引き交渉をされた場合、事前にどのような対策を練っておくと良いと思いますか?
不動産売買において値引き交渉は当たり前なので、覚悟を持っておく必要はありますが、過度に緊張することはありません。
高額な値引きを希望された場合の事前の対策として有効なのは、自分がどこまで値下げをしても問題ないか、許容範囲を決めておくことです。
自分の利益になる許容範囲という意味でもそうですが、利益が出るギリギリまで下げてしまうと、後悔してしまわないとも限りません。
いくらまでなら下げても良いとする明確な金額をあらかじめ決めておくことで、それ以上の交渉をはっきり断れます。
値引き交渉に応じるタイミングを決めておく
売却活動を始めると、つい早く売買を成立させたいという思いが強まり、思わぬところで値引きを受け入れてしまいたくなるでしょう。
しかし、売り出し直後のようにこれから購入希望者が増えていくことが見込まれている時期に値引きをするのは、余計な損失を増やしてしまうようなものです。
できる対策は、いつまで売出価格のままで様子を見るか、いつになったら価格を下げ始めるか、そのタイミングを事前に決めます。
交渉に応じ始めるタイミングの目安は、新着情報としての真新しさが薄れてくる2〜3か月目からですが、問い合わせ状況を確認してからおこなうと良いでしょう。
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まとめ
不動産売却では、焦るほどに思いどおりに進まないケースが多いので、焦らずじっくりと腰を据えた売却活動をおこないましょう。
しかし、正解のわからないなかでは不安に陥りやすいため、不動産のプロである弊社にいつでもお気軽にご相談ください。
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