空き家こそ防犯対策が必須!狙われやすい空き家の特徴と防犯対策を解説

不動産のこと

福田 善行

筆者 福田 善行

不動産キャリア17年

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空き家こそ防犯対策が必須!狙われやすい空き家の特徴と防犯対策を解説

どうせ誰も住んでいないからと所有している空き家を放置していれば、それだけでトラブルに巻き込まれる恐れがあります。
人の気配のない家は不審者や犯罪者にとって絶好の隠れ場となってしまうのがその理由です。
今回は、防犯対策が不十分な空き家の危険性と狙われやすい家の特徴、防犯対策方法について解説します。

空き家こそ防犯対策が必須!防犯対策が不十分なときの危険性

空き家こそ防犯対策が必須!防犯対策が不十分なときの危険性

いくら空き家だからといっても、防犯対策がなされていない、または不十分であるといった場合、思わぬトラブルに巻き込まれたり、危険にさらされたりする恐れがあります。
その危険性についてですが、まずは盗難の被害があり、もちろん貴重品や現金は置かれていませんが、放置しているものに価値がつくケースもあるわけです。
親が亡くなった後、空き家だから空き巣も来ないだろうとその家を放置しておくと、遺品整理後置きっぱなしにしている家具や仏壇、骨董品などが狙われやすくなります。
家具など大きなものは通常は盗みにくいものですが、空き家であれば近所が寝静まった時間帯に人目に付かず盗み出せるわけです。
近年、こうした侵入窃盗が増えている背景には、ステイホームの増加があり、空き巣も人がいる家から空き家へとターゲットに変えていったのです。
次は、不審者が勝手に出入りして不法占拠されるといった危険性があり、さらに不審者が1人だけでなく複数人も集まり、そこがたまり場と化すケースも実際にあります。
不審者がそこで寝起きしたり食事をしたりすれば、ゴミが出てそれが部屋中に散乱すると、そこに虫が湧き小動物もエサを求めてやってくるわけです。
そうなると室内は一気に不衛生な状態となり、悪臭が漂い害虫や害獣の棲み処となってしまう危険性も考えられ、資産価値は著しく低下してしまうのです。
また不審者が集まるようになれば、そこが麻薬の取引など犯罪の拠点ともなり得るわけで、もし空き家に戻ったときにその不審者と遭遇すれば危害を加えられる恐れもあります。
さらに空き家であっても電気やガス、水道が使えるようになっていれば、これらは不審者にとって雨風がしのげる以上に魅力的なものとなり、住み着いてしまうでしょう。
防犯対策が不十分な空き家の危険性についてもう一点、通行人によるタバコの投げ捨てや放火よって、最悪な場合、大きな火災が発生してしまいます。
誰も住んでいない家は庭には雑草が生え放題で、家の中も火災警報器が切れている状態のため、火災が起きやすく、いざ発生しても初動が遅れてしまうわけです。
そのため、その1軒だけでなく近隣の住宅へ燃え移る恐れも十分に考えられ、不審火やボヤ騒ぎのレベルでは収まらず大火事となる恐れもあるのです。

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空き家こそ防犯対策が必須!狙われやすい空き家の特徴

空き家こそ防犯対策が必須!狙われやすい空き家の特徴

空き家には防犯対策が不十分である物件が多いのですが、それ以前に不審者や犯罪者に狙われやすい家の特徴があるため、被害に遭わないためにも知っておく必要があります。
犯罪者に狙われやすい家の特徴として1つめには、侵入口が多い物件といったものがあり、とくに窓と玄関は侵入経路として多く利用されています。
さらに玄関は無施錠であるケースも少なくはなく、犯罪者としてはいともたやすく室内へ侵入でき、また窓も1枚ガラスで1ロックであれば、簡単に開けられるのです。
侵入口が多いと、逃走経路も多くなるため、誰かに見つかった場合もすぐに、そしてどこからでも逃げられる家が狙われやすいのです。
施錠された玄関や窓であれば、ドライバーやバール、特殊な工具などで鍵をこじ開けてなかへ入るといった手口となり、時間としては数分を要します。
つまりこの数分の間、犯罪者としては誰にも見つかりたくないわけで、そうなると狙われやすいのが、人通りが少なく人目につきにくい立地となるわけです。
人目につきにくい立地の具体例を挙げると、庭が塀で囲まれていてさらに植木などがあり、外からの見通しが悪く、また死角のある家がこれに該当します。
犯罪者は必ず下見をして犯行を計画しますが、その下見は一日のうちで時間帯を変えて何度もおこない、とくに夜間において暗がりができる場所を探し狙いを絞ります。
つまり街灯のない通りや、田園地帯にあるような周りに住宅のない一戸建て、旗竿地のように奥まったところにある空き家は、空き巣にとっては格好のターゲットとなるわけです。
このように人通りがなく人目につきにくい立地が狙われやすい特徴の2つめとなります。
しかし、意外と角地にある空き家も空き巣に入られる確率が高いので注意が必要です。
角地は人目につきやすいイメージがありますが、侵入口と逃走路が2方向にあるため、犯罪者としては侵入しやすく逃げやすい立地と言えるのです。
そのほかにも地域全体としてみたときに、ゴミ出し日以外にゴミが出ていたり、放置自転車が多かったり、建物への落書きがあったりする地域は危険性が高いと言えます。
その理由として、そういった環境に地域住民が慣れているため防犯意識が低く、近所付き合いもなく、なにかあっても見て見ぬふりをするケースがあるのです。

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空き家こそ防犯対策が必須!空き家の防犯方法

空き家こそ防犯対策が必須!空き家の防犯方法

空き家を所有していてもそのままの状態で放置していれば、犯罪被害や火災などのトラブルに巻き込まれるリスクが高くなるため、早急な防犯対策が求められます。
空き家でもできる防犯対策の方法ですが、まずは防犯センサーを設置すれば、不審者が侵入したときに灯りがついたり、音が鳴ったりして周囲に知らせてくれます。
同時に防犯カメラも目立つところに取り付けておけば、より効果的で、侵入されたときの記録になるうえ、防犯対策をしているアピールにもなるわけです。
この防犯カメラは最近ではダミーのものも市販されていますが、あきらかにダミーカメラとわかるものでは効果が薄れるため、ダミーを取り付ける場合はなるべくわかりにくい質感のものを選んでください。
次の方法は玄関の鍵の取り換えで、空き巣などの犯罪者は心理的に解錠に時間がかかる鍵を避ける傾向にあるため、ピッキングに手間がかかる鍵への交換をおすすめします。
ピッキングに強い鍵として知られているのが、鍵の表面や側面に小さなくぼみがあるディンプルキーで、破壊解錠やバンピングにも強いとされています。
ディンプルキーへの交換が難しい場合は、補助鍵をいくつか取り付ければそれだけでも解錠に時間がかかってしまうため、侵入されにくくなるのです。
玄関とともに侵入口としてよく使われるのが窓で、ドライバーなどで鍵の近くを割り、そこから手を入れて解錠して中へ入るといった手口になります。
そのため窓ガラス自体の強度を上げる必要があり、方法としては穴が開きにくい防犯ガラスへの交換や、防犯フィルムを貼ったりするものがあります。
これらの方法により防犯性は高くなりますが、それ以上に効果的な方法としては、やはり人の気配がする環境づくりをおこなう必要があるわけです。
定期的に空き家を訪れ清掃や修繕をおこない、庭の草刈りや植栽の手入れ、また家の周辺もゴミ拾いや清掃をほどこして、人が出入りしている雰囲気を作ってください。
ただその物件が自宅から遠くにあったり、仕事が忙しく管理ができないといった場合は、売却や不動産会社などに管理を委託すると良いでしょう。

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まとめ

相続などで空き家の所有者となった場合、必ずおこなってもらいたいのがその建物の管理です。
管理がされていない物件は、犯罪や火災などの発生リスクが高くなってしまうため、なんらかの防犯対策が必要となります。
定期的な清掃や手入れも合わせて、人の気配を感じさせておけば不審者も近づきにくくなるでしょう。

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