ハウスメーカーの建てた家が売却しやすい理由や重視されるポイントをご紹介

不動産のこと

福田 善行

筆者 福田 善行

不動産キャリア19年

【不動産】家を売るとき買うときはFReeYへ!

ハウスメーカーの建てた家が売却しやすい理由や重視されるポイントをご紹介

ハウスメーカーが手掛けた家は売却しやすいとわかって、理由を知りたい方もいらっしゃるのではないでしょうか。
この記事では、ハウスメーカーとはなにか、またハウスメーカーが建築した家を売却する際に有利になる理由や査定するときに重視されるポイントもご紹介します。

家を売却するときに優位になるハウスメーカーとは?

家を売却するときに優位になるハウスメーカーとは?

ハウスメーカーとは、個人向けの家をメインに、全国展開している建築会社です。
日本国内で活動している主な企業は、10社くらいあります。

ハウスメーカーが手掛ける家とは?

規格住宅や建売住宅を主に手掛けており、注文住宅にも対応するのがハウスメーカーです。
規格住宅は、いくつかの基本設計があるなかから選べる方法を導入し、オプションによるカスタマイズもできます。
建売住宅は、ほぼ完成した家を土地とセットで販売するタイプであり、注文住宅は、施主がデザインや設計、構造や工法まで細かく指定する住宅です。
建売住宅は土地とセット販売になっていますが、規格住宅と注文住宅は施主が土地を購入して建築会社に依頼します。
ハウスメーカーに関する定義はありませんが、全国どこでも同じ品質の住宅を建築できる会社の総称として定着しているのが実情です。

ハウスメーカーが同じ品質を提供できる仕組み

全国展開して、どこでも同じデザインの住宅を提供するためには、パーツを利用するシステムが機能しています。
住宅を建築する際は、数多くの部材を組み合わせなければなりません。
注文住宅では、土地の形状を考慮し、施主の希望を形にするため物件ごとに異なるデザインになります。
しかし、規格住宅や建売住宅は、サイズとデザインがあらかじめ決まっており、大規模な変更はおこないません。
そこで、同じサイズの部材を製造し、現場で組み立てるだけにする作業方法での対応が可能です。
パーツの製造は、全国に拠点を設けておこない、そこから現場に配送するシステムになっています。
同一部材の大量購入は、仕入価格を下げるうえ、製造拠点の集約による経営の効率化も可能です。
設計と仕入、部材カットと現場での組み立ての分業化は、専門性を高める効果もあります。
技術力の向上にも効果を発揮し、他社との差別化にも有効です。

全国展開するメリットは?

全国どこでも同じ家を建築できると、テレビや新聞などのマスメディアを利用した広告宣伝が可能になります。
オリジナルソングや有名人を起用したCMは、認知度の向上に役立つ方法です。
費用以上の効果もあり、営業担当者の活動の後押しにもなっています。
現場作業だけでなく、営業面でも経営の効率化を促進できる点が、全国展開するメリットです。

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ハウスメーカーの建てた家が売却しやすい理由

ハウスメーカーの建てた家が売却しやすい理由

地元の建築会社や工務店に依頼しても家は建築できますが、売却するときに有利になるとは限りません。
ハウスメーカーの手掛けた家が売却しやすいのか理由がわかると、依頼して良かったと思えます。

ハウスメーカーは技術力の高さに定評がある

全国どこでも同じ品質を提供するためには、同じ設計図や部材を使用するだけでは不可能です。
設計段階から綿密な計算をおこない、独自の構造や工法を確立するなど、技術力の高さが支えています。
一括購入した品質にバラつきのない部材を使用し、専門性を高めた職人が対応するなど、それぞれの仕事が高品質になっている点も技術力の高さの理由です。
他社との差別化に技術力を活用している点も、さらなる高みをめざせる原動力になっています。

専門のデザイナーが手掛ける家のブランド化

ハウスメーカーでは、規格住宅や建売住宅のデザインは、企画段階から専門のデザイナーが担当します。
コンセプト作りからおこない、完成したデザインには名称をつけるなどのブランド化も戦略として定着しています。
複数のブランドを展開すると、多くのターゲットへ訴えかけやすくなるのがメリットです。
日本古来の伝統的なデザインより、マイホームの購入を夢見る世代を狙った現代的なデザインを積極的に採用しています。
単純な形状のパーツで対応できるほか、組み立てる際にどなたでもミスなく安価に提供できる点も商品化にはスルーできません。
購入したい世代を後押しする価格により、さらに施工数を増やせるデザインが生き残る仕組みです。

面倒見の良いアフターメンテナンスも売却に有利な理由

家は、数年の周期でアフターメンテナンスが必要です。
多くの方は、誰も声をかけないと、雨漏りなど修繕するきっかけがなければ、手入れはおこないません。
これでは建物が劣化してしまうため、ハウスメーカーでは、完成後も定期的に訪問して、点検をおこないます。
メンテナンスの実施時期の声掛けは、アフターメンテナンスを知らない方にも好評です。
手入れをおこたると、査定価格の下落を招きかねません。
知らなかったでは済まないアフターメンテナンスを定期的におこなっている点が、ハウスメーカーが手掛けた家が売却に有利になる理由です。

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ハウスメーカーの建てた家が売却する際の重視されるポイント

ハウスメーカーの建てた家が売却する際の重視されるポイント

売却する際に不動産会社がおこなう家の査定は、あらかじめチェックポイントが決まっています。
なかでも、ハウスメーカーが手掛けた物件は、外観でどこの会社のどのブランドかわかるため、ポイントを絞っておこなう査定も珍しくありません。

構造・工法の違いは査定する際のポイント

建物は、構造や工法の違いにより査定価格が大きく異なるため、どこのメーカーが手掛けた家でも、必ずチェックする項目です。
構造には木造や鉄骨造、鉄筋コンクリート造などがあり、構造の違いにより法定耐久年数が異なります。
同じ築年数であっても、鉄筋コンクリート造は木造の2倍になるため、影響は多大です。
また、構造のほかに工法もいくつか種類があります。
工法の違いによっても、耐久年数に違いが生じるため、チェックは欠かせません。

メンテナンス履歴も査定するポイント

ハウスメーカーの手掛けた物件は、品質にバラつきはありませんが、その後のメンテナンスは所有者の判断が大きく影響します。
どんなにメーカーの担当者がアフターメンテナンスをおこなっても、実際に工事を依頼するのは所有者だからです。
外壁や水回りなど、メーカーのアドバイスを受け入れて、適切なタイミングで手入れをしている物件の資産価値は築年数以上の高評価につながります。
しかし、点検結果に基づくメンテナンスをおこなわない所有者の物件は、劣化しているため、同じメーカーが手掛けても同じ評価にはなりません。
不動産会社は、外壁や水回りなど定期的なメンテナンスをおこなう場所にポイントを絞って査定ではチェックします。

リフォームへの評価は厳しい?

メンテナンスだけではカバーできない劣化に対して、リフォーム工事をおこなっているときは、査定も高額となります。
水回り以外の、壁や床なども、メーカー指定のリフォームを実施している場合は、室内の雰囲気を維持できます。
しかし、所有者の好みに変えるなど、施工した場所だけイメージが異なると、評価をさげる要因です。
また、売却前に資産価値を高める目的でリフォームしても、価格に反映できるものでもありません。
査定では、リフォームによって資産価値が維持できているかにポイントを絞るため、販売価格への上乗せは断念するのが無難です。

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まとめ

ハウスメーカーとは、全国どこでも同じ品質の家を建築できる会社であり、アフターメンテナンスまで手掛けます。
専門スタッフによる高い技術力やデザイン性にくわえ、一括購入によるバラつきのない品質は売却するときにも有利です。
査定では、購入後のメンテナンスやリフォームをおこなっていると、高評価につながります。

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